BLOCKCHAIN
ブロックチェーン
ブロックチェーン(Blockchain)とは
ブロックチェーン(Blockchain)とは、分散型台帳技術または分散型ネットワークのことでビットコインの中核技術を原型とするデータベースです。従来の中央集権型のデータベースとは異なりブロックと呼ばれるデータの単位を生成し、鎖のように連結していくことによりデータを分散して管理します。中央集権型のデータベースを使ったシステムは、データ改ざんなどの攻撃を受けた場合、システム会社がバックアップデータ等を元にデータ復旧する必要があり、改ざんされたデータと元データを比較しながら手作業での復旧が必要となるため膨大の時間と工数を必要としますが、分散管理型のデータベースの場合、同一データを複数のコンピュータで管理しているためいずれかのコンピュータが攻撃を受けた場合でも、正しいデータを判別して自動的に復旧することが可能です。現在は、ビットコインやイーサリアム等の仮想通貨を支える技術として主に用いられていますが、今後は様々な分野での活用が検討されています。
ブロックチェーン(Blockchain)の特徴
ブロックチェーン(Blockchain)は、従来のデータベースとは異なり以下の様な特徴があります。
■分散型データ共有
ネットワークに参加している世界中のコンピュータでデータを分散管理されています。上記でも説明した通り改ざんなどの攻撃を受けたとしてもネットワークに参加するコンピュータから正しいデータを判別して自動的に復旧することが可能です。
■暗号化(ハッシュ関数)
安全にデータを管理するためにハッシュ関数と言う暗号化技術を用いています。ハッシュ関数とは、入力した値に対して、まったく別の値が出力されるという暗号方式で取引データの暗号化もハッシュ関数を使用します。
■ゼロダウンタイム
分散型データ管理によりいずれかのコンピュータがダウンした場合でも、他のコンピュータがデータを補完できる環境が構築されており冗長化が保たれています。そのため24時間365日稼働し続けるゼロダウンタイムを実現できています。
■トレーサビリティ
全コンピュータによって正しいと認められた改ざんが不可能な取引データがブロックとして保存されており、加えて、時系列順に格納されているため、過去にさかのぼってデータを参照することができ、高いトレーサビリティがあります。
■低コスト
データの信頼性が担保され改ざんも困難なためシステムのセキュリティやデータのバックアップなどのコストを削減することができ低コストでのシステム構築が可能になります。
ブロックチェーン(Blockchain)が活躍する現場
ブロックチェーン(Blockchain)は既に仮想通貨の基盤技術として主に活用されています。ですが、上記の様な特徴を活かして様々な分野での応用が進みだしています。農業や畜産などのトレーサビリティ、風力発電の再生エネルギー販売サービスの基盤、不動産情報共有システムの契約管理など分野を問わず活躍の場を拡げています。
システムズナカシマのブロックチェーン(Blockchain)に関する取り組み
システムズナカシマは、ブロックを生成し報酬を仮想通貨として手に入れるマイニングの取り組みからブロックチェーンを活用したシステム開発までブロックチェーン(Blockchain)に関わる様々な取り組みを行っています。