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類似画像検索AI「Visual Layer」は”意味”を読み解く⁉

Visual Layer_TOP2

AI音痴ライター、なまず美紀(みきてぃ)です。AIの最新情報を求めて、システムズナカシマに突撃するシリーズ。

今回のテーマは「Visual Layer(ビジュアルレイヤー)」です。

Visual Layer社は、元Apple社のコンピュータビジョンチームのメンバー2人が、2022年にイスラエルで設立した注目のテック企業。彼らが開発した製品名も「Visual Layer」です。
いったい、どんな技術なのでしょうか?システムズナカシマのM社員に聞いてみました。

Visual Layerのなにが革新的なの!?

みきてぃ:Visual Layerって、何ができるんですか?

M社員:一言で言えば、類似画像の検索に特化したAIツールです。大量の画像データから、目的に近い画像や図面を高速かつ高精度で探し出せます。

Visual Layer_1

みきてぃ:でも、画像認識AIなら、みきてぃでも聞いたことがあるぐらいなので、すでに一般的なのでは?

M社員:Visual Layerの革新性と強みは、見た目だけではなく、“意味”や“コンテキスト”を理解してくれる点です。たとえば、白いネコが寝ている画像と、黒いネコが座っている画像。見た目は違っても、「ネコ」という意味でつながっていれば、類似画像として判断してくれるんです。

みきてぃ:見た目だけでなく、“中身”を理解してるんですね。みきてぃは見た目に惑わされがちなので、見習います!

どんな場面で役立つの? 類似画像検索の活用例

みきてぃ:でもそのVisual Layer、どんな場面で役立つのでしょう?

M社員:たとえば、製造業において、新しい部品を設計する際、「過去に似た形状の部品があったか?」を探します。Visual Layerを使えば、数千〜数万点の図面から“意味的に似た”図面を一瞬で検索できます。

みきてぃ:なるほど、見た目は少し違っても、「目的」「構造」「用途」が似ている部品があれば、過去の情報を活かして、設計工数を削減したりできますね。

M社員:あるいは、建設・建築業界で、新人の営業が見積もりを出すとき、「これ、前に似た案件なかったかな?」と思ったら、図面からすぐに類似物件を検索。すぐに過去の提案内容や価格を参考にできます。

みきてぃ:図面を一つひとつ目視で探すより、圧倒的にラクですね。

M社員:図面を目視で探すことは現実的ではないので、これまではキーワード検索が主流でしたが、入力ワードに頼る方法には限界がありました。

みきてぃ:建設関連の類似案件のキーワード検索だと、「事務所ビル」「鉄筋コンクリート造」「延床面積2000㎡」とか?ざっくりしちゃいますね。

M社員:図面や画像が、“ただの保管資料”から“使える資産”になる。それを実現するのがVisual Layerなんです。

みきてぃ:社内に蓄積された画像データの活用で、さらなる業務効率化が進むというわけですね!ありがとうございました。

以上、Visual Layerについてお届けしました。AIを活用した業務効率化については、システムズナカシマまでお気軽にご相談ください。


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