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【レポート】roboflowを体験!基礎から学べる画像認識AIワークショップ

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AI音痴ライター・みきてぃ(なまず美紀)が、システムズナカシマの最新情報をお届けするシリーズ。
今回は、3月6日(木)14:00-15:30に開催された 『画像認識AIワークショップ(無料)』 のレポートです。

会場はシステムズナカシマ東京支社・セミナールーム『MOMO』。

一人一台のPCと、手順書『roboflowハンズオンセミナー』が用意されています。

90分のワークショップは、下記のようなスケジュールで進みました。

・本セミナーについて(講師よりご挨拶)
・roboflowの概要について
・ハンズオン(物体検出モデル)
・おわりに(営業担当T社員よりご挨拶)

本セミナーについて(講師よりご挨拶)

講師は、NaFla室長であり、日本では数少ないroboflowのプロ・松浦氏。YouTube『動画で分かるroboflow』(システムズナカシマ提供)でもおなじみです。

roboflowの概要について

まずは松浦氏より、roboflowの概要について説明がありました。

roboflowは、画像認識AIモデルを構築するための包括的なプラットフォームで、アップロードから組み込みまでの一連のプロセスを完結させることができます。

こちらの図がわかりやすいですね。

roboflowでは、データのアップロードと整理、ラベリング(アノテーション)、画像処理、モデル配置、組み込みまでを、低コードインターフェースにより、効率的に行うことができます。

低コードインターフェースということは、技術者以外、つまりコードに詳しくない人でも操作できるということですね。今回のワークショップにも、「技術者ではないけれど、社内で必要になりそうだから」と参加してくださった方も多いのではないでしょうか。

ハンズオン(物体検出モデル)

それでは、いよいよ実際にroboflowを触っていきます。

サインアップの仕方から説明してくれるので、「roboflowが完全に初めて」という方、「とにかくデジタルが苦手です」という私でも安心です。

万一、何かトラブルが起きても、社員さんがフォローしてくれるので大丈夫。

アノテーションについては、対象物の対象物の縁を四角で囲む「バウンディングボックス形式」(下記)に加えて、

輪郭を点でつないでいく「ポリゴンデータ」の作り方についても説明がありました(下記)。

さらに、自動で輪郭を抽出する「AIラベリング」、画像上で指示した類似のものを自動でアノテーションする「リピート」、ポリゴンデータが効率化できる「スマートポリゴン」、過去の学習モデルを活用する「ラベルアシスト」、画像内の類似した形状のものを自動でアノテーションする「ボックスプロ(Box Prompting)」などなど、便利ツールについても解説がありました。

モデルの評価については、roboflowではモデルがどれだけ正確に動作するかを確認するためのツールが提供されています。具体的には、混同行列(Confusion Matrix)やベクトル分析(Vector Analysis)を利用して、モデルが誤識別するケースを特定し、改善点を把握することができます。

そんな説明があって、「そろそろ、みきてぃの脳みそがパンクしそう…」というところで、無事にroboflow体験会は終了しました。

おわりに(営業担当T社員よりご挨拶)

最後に松浦氏より、「無料で使えるラベルツールも存在しますが、できることが限られてくるので、社内効率を上げるためにもroboflowはおすすめです」というコメントがありました。

そして、営業担当者からもご挨拶。
「roboflow関連で、システムズナカシマがお手伝いできること」について、お話しがありました。

・データ学習を短期間で行いたいが、自社で作業する時間がない。
 →システムズナカシマが短期間でモデル構築します。

・学習データが手に入らない。
 →システムズナカシマが、AIを使って合成データを作成します。

・roboflowと自社のシステムを連携したい。
 →システムズナカシマが、roboflowを取り入れ、社内全体のシステム構築をお手伝い。

・roboflowの有料会員になりたいが、どのプランで始めたら良いかわからない 。  
 →お気軽にご相談ください。

とのこと。

無料ワークショップのレポートは以上となります。

アンケート結果

ワークショップ終了後にご協力いただいたアンケートについてご紹介いたします。

内容については、「理解できた」「半分理解できた」という回答で、多くの参加者がある程度理解できたことが分かりました。

今後のroboflow利用については、「図面の読み取りに活用したい」という意見や、「AIやIoTにまだ取り組めていないので、いずれroboflowの導入を検討したい」、「今後アノテーションの可能性はある」という声がありました。

みなさん技術活用への関心が見られますね。


AI音痴ライター・みきてぃにとって、松浦氏のお話に耳を傾けながらroboflowを操作するのは、かなりの集中力を要しました。それでも、テンポよく多くのことを学べたおかげで、あっという間の90分。

実際に触れてみると、少なくとも「roboflowは怖くない」、いやむしろ「もしかして使えるかも?」と思えたのだから、さすが松浦氏。

ご参加の皆さんはいかがだったでしょうか。

システムズナカシマでは、今後もAI関連の有益な情報を提供していきますので、ブログ等をチェックしておいてくださいね。


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