『EdgeTech+ 2024・Vision AI Expo(横浜)』レポート
AI音痴ライターのみきてぃ(なまず美紀)です。みきてぃがシステムズナカシマから入手した最新情報をお伝えするシリーズ。
今回は『Vision AI Expo』(2024年11月20日(水)〜22日(金)/パシフィコ横浜)での出展を終えた、システムズナカシマの担当者M社員に、その手応えを伺うべく、突撃取材してきました!
『Vision AI Expo』でもroboflowが関心を集める
『Vision AI Expo』は、『EdgeTech+ 2024』内の展示の一つであり、画像認識や解析AIの最先端技術が集結してたようです。来場者は3日間で2万人規模とのことで、大盛況だったようです。
画像認識といえば、システムズナカシマが特に得意とする分野ですね。M社員によると、今回のシステムズナカシマの展示の主役となったのは、roboflow(ロボフロウ)。
実は今回、『EdgeTech+ 2024』の中で『Automotive Software Expo』つまり、自動車系の展示会も開催されており、大手自動車会社や自動車部品メーカーの方々が、「画像AIの導入を検討している」「すでに画像AIを活用しているけれど、更なる効率化を目指したい」と、roboflowに興味を示してくださったそうです。
実際に現在、展示会でご縁ができた数十社とコンタクトを取っているとか。roboflowはもちろん、システムズナカシマの知見と技術力で、お客様にとって良いご提案ができると嬉しいですね。
システムズナカシマのブースに立ち寄っていただいた皆様、ありがとうございました。
資金調達達成で2025年はroboflow飛躍の年に!?
さて、ここで「なぜroboflowは人気なのか」。改めてM社員に聞いてみました。
みきてぃ:3日間の横浜での展示会、お疲れ様で様でした。roboflowが注目を集めたようですね。「これからAIを導入したい」という企業がroboflowに惹かれるのはともかく、すでに画像AIを活用している企業は、なぜroboflowに興味を持つのでしょうか。
M社員:日本国内でも、アノテーション作業を効率化してくれるシステムを利用している大手企業は多いですが、その後のデータ管理が煩雑で、苦労されている企業が多い印象です。一方、roboflowは、アノテーションツールを提供しつつ、モデル構築もできて、推論モデルを組み込むことができる点が強みです。過去記事にもあるように、WF(ワークフロー)機能も新装されるなど、進化しています。
みきてぃ:なるほど、アノテーションからその後のシステムまで一貫してroboflowでできる、そこで差別化できているわけですね。
M社員:実は展示会初日に、roboflowから「シリーズBの資金調達に成功した」とのニュースが入ってきました。展示会で隣のブースにいたイギリス人の方からも「roboflowは資金調達したよね!」と声をかけられました。それほど、roboflowは世界的に注目され、期待されているということです。
みきてぃ:おめでとうございます!そして、今回の資金調達により、さらなる技術革新やプロダクトの強化、市場拡大を加速させることができるということですね。
M社員:その通りです。みきてぃさん、今日は冴えていますね。2025年はroboflowにとって、転換期になります。日本国内でも、どんどん伸びていくのではないでしょうか。
みきてぃ:ということは、日本でroboflowに関して、先駆的存在であるシステムズナカシマも…
M社員:ちょうど、2025年初旬にシステムズナカシマの社長が渡米し、roboflowを訪ねる予定です。これまでもroboflowはナカシマグループを評価してくれており、パートナーシップを組んできましたが、今後、さらにコネクションを強めていきたいと思っています。
みきてぃ:roboflowの成長も楽しみですし、roboflowをベースとしたシステムを提案できることが、これまで以上にシステムズナカシマの強みとなっていきそうですね。
M社員:roboflowの可能性を伝えるべく、2025年は発信にも力を入れていこうと思います。
みきてぃ:2025年、roboflowからも、システムズナカシマからも目は離せませんね!
AIモデルの構築を支援するプラットフォーム「roboflow」
roboflowは、画像AI開発を進める上で必要となる機能を全て搭載した画像AI開発プラットフォームです。少ない画像データから大量の教師データを作り出し、アノテーション作業を大幅に軽減します。詳細はこちら