大盛況の『AI・業務自動化展2024春 in東京』レポート
魅力ハンター&ライターなまず美紀(みきてぃ)です。
A I音痴の私が、AIの最先端ニュースを入手するべく、システムズナカシマを取材するシリーズ。
同社が『AI・業務自動化展2024春in東京』(4/24~26)に出展したとのことで、東京ビッグサイトまで突撃取材をしてきました!
システムズナカシマのブースにおける展示
- Kintone×AI
- AI材料拾い
- AI図面認識
- AI作図支援
- 画像認識AI
- roboflow
会場には熱気があふれ、システムズナカシマのブースも来場者が途切れることがありません。3日で計600名の方々にお立ち寄りいただきました。
まず、こちらがご来場者へ「どの製品に興味を持ってくださったか」と確認したアンケート結果です。
AI材料拾い、Kintone×AI『AIntone+』、roboflowへの関心が高いことがわかりますね。
システムズナカシマのM社員に、各製品の概要とともに来場者の反応を聞いてみました。
Kintone×AI『AIntone+』
『AIntone+』は、kintoneアプリに蓄積した情報(たとえば曜日や天気・気温、各商品の売上など)を学習させることでAIモデルを構築し、こちらが指定した項目において、予測・推論結果を示してくれるAIエンジンです。
今回の展示では、食品会社などが興味を示してくださったそうです。
AI材料拾い『拾いの匠AI』
『拾いの匠AI』は、建設業に特化したAIによる材料拾い出しシステムです。AIは事前に学習した図面記号をもとに、図面から同形状の材料を自動的に拾い出し、個数をカウントしてくれます。
今回の展示で、建設業の方々を中心に最も多くの方に興味を示していただいたAI材料拾い。従来は目視でカウントしていたそうですが、「AI導入により作業効率が大幅に上がる」と期待されています。
AI図面認識
AIが図面を解析することで、建具を認識・識別・抽出します。文字列も識別し、テキストに自動変換させることができます。
こちらも、 「これまで人力で行っていた図面上のデータ取りまとめを、AIに任せたい」という建設関係の企業様が関心を持ってくださっているようです。
AI作図支援
作図設定のためのパラメーター(変数)を手入力すると、自動で図面が描けるシステムです。こちらも、建築業、設備建設関連の企業様が多数、興味を持ってくださったようです。
画像認識AI
roboflowに模範データを学習させ、画像認識を行うシステムです。不良品の検出などに活用され、業種を問わず高い関心を持っていただいています。
今回の展示では、自動車メーカーや鉄道会社、製鉄会社の方々との商談が続き、「工場での不良品検出に使いたい」「電線の断面の検査に使いたい」などのご相談があったそうです。
危険察知AI
roboflowを使ったアノテーション作業(データに対して、情報タグを付与する作業)によって、正常モデルを作成するシステムです。展示では、一例として、建設現場で異常を察知し、事故防止につなげる活用法のデモンストレーションが行われていました。
危険察知AIは、建設現場に限らず、介護や保育、医療現場など幅広く活用していただけますが、今回は建設関係の方々との商談が続きました。
roboflow
これまで、モデル作成には複数のツールを組み合わせる必要がありましたが、roboflowは一つのクラウドサービスで完結できることが強み。来場者の皆様も、そこに興味を示されていたようです。
こちらでも、「自社でシステム販売するため、システム開発ツールを探している」というご相談など、活発な商談が行われていました。
回を重ねてきたAI展。
今回、ブースを訪れる皆様がとても熱心にお話を聞かれている様子が印象的でした。「業務効率化にAIは欠かせない」という意識が浸透しているのかもしれません。
また、一度は自社で取り組んでみたものの、「手間がかかる」「不具合が生じる」ということで、改めてより便利なツールを求めていらっしゃる方も多いとか。
図面を持ち込んで、「図面上のこういう作業を自動化したい」といったご相談もあったそうで、相談内容もより具体的になってきているようです。
システムズナカシマのブースに立ち寄っていただいた皆様、ありがとうございました。
▶︎システムズナカシマでは、AI技術を用いたシステム開発をご提案させていただいております。
業務効率化などを検討されたい方は、お気軽にご相談ください。