ソフトウエア開発支援ツール『GitHub Copilot』はソフトウエア開発者のストレスを軽減!?
AI音痴の魅力ハンター&ライターなまず美紀(みきてぃ)です。
AIの最新ニュースを入手するべく、システムズナカシマを突撃するシリーズ。
今回のテーマは、ソフトウエア開発支援ツール「GitHub Copilot(ギットハブ・コパイロット)」です。
システムズナカシマのMさんによれば、「GitHub Copilot」の存在が、業務面はもちろんメンタル面でも助けになっている!という調査結果が出ているそうなのです。
GitHub Copilotは、開発者のサポート役!?
みきてぃ:ところで、GitHub Copilotとは何でしょう?
M社員:「GitHub Copilot」は、GitHub社とOpenAI社が共同で開発した、ソフトウエア開発支援ツールです。AIがソースコードの補完や提案をしてくれます。有料ですが、導入は誰でも簡単にできます。
みきてぃ:OpenAI社といえば、2023年に話題になったChatGPTをリリースした会社ですね!プログラミングやソフトウエア開発現場でも、生成AIが活用される時代が来たわけですね。
M社員:そのとおり。「Copilot」は「副操縦士」という意味。つまり、操縦士であるソフトウエア開発者やプログラマーの隣で、GitHub Copilot君がサポート役を務めてくれるというわけです。
みきてぃ:心強い!でも、GitHub Copilot君は、具体的に何をしてくれるのでしょう?
M社員:主に下記のような業務を行ってくれます。
●コーディングの予測・提案
●新規ファンクションの追加
●既存ファンクションの解説
●コードのエラー修正
みきてぃ:なるほど。操縦士である開発者がプログラミングする際に、GitHub Copilot君は「こんなのもあるよ」「これがしたいんじゃないの?」と提案したり、「バグはこれで修正できるよ」と教えてくれるわけですね。
GitHub Copilotは開発者の生産性と幸福感にも寄与!?
みきてぃ:AIの副操縦士(Copilot)が隣にいれば、操縦士(開発者)の生産性が上がることは、私でも想像できます。
M社員:ところが想像ではなく、GitHub社は、それを数字で証明しています。
同社のサイトによると、2,000人以上の開発者にアンケート調査を実施。
プロの開発者(約60%)、学生(約30%)、趣味の開発者(約7%)から回答があり、その回答を元にしたデータは、GitHub社のサイトにも掲載されています。
引用元:GitHub社webサイト
みきてぃ:88%のユーザーが「生産性が向上した」と回答していますね。89%が「より速く仕事を完了できるようになった」、96%が「繰り返しの仕事を速く終わらせることができる」って。すごい!
M社員:さらに注目すべきは、59%が「コーディングの際のイライラが減った」、60%が「自分の仕事により充実感を得られる」、70%が「より満足できる仕事に集中できる」、87%が「反復的なタスクに対する精神的努力が減った」と報告しています。つまり、これは開発者の精神的な負担が減って、幸福度が上がったということです。
みきてぃ:すばらしい!生産性が上がっても、社員のメンタル的な負担も軽減されないと、意味がないですもんね!
タスク完了までの時間も半分に!?
M社員:ちなみに、生産性の向上についても、検証データがあります。95人のプロの開発者をランダムに2つのグループに分け、JavaScriptでHTTPサーバーを書くのにかかる時間を計ったそうです。
引用元:GitHub社webサイト
GitHub Copilotを使用したグループは、タスクを完了する割合が78%、完了までにかかった時間は平均1時間11分。Copilotを使用しないグループは、タスクを完了する割合が70%。完了までの時間は2時間41分でした。
みきてぃ:なんと!GitHub Copilot君のサポートで、完了までの時間は半分以下に!?
M社員:開発効率も向上するし、開発者のメンタル面での負担も軽減するし…
みきてぃ:さすがGitHub Copilot君、頼れる副操縦士‼︎
企業がGitHub Copilotを導入することで生産性向上はもちろん、社員の満足度・ウェルビーイングにも寄与できるなら、今後、導入を検討する企業も増えそうですね!
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