「roboflow」の活用で「危険察知AI」をカスタマイズ
AI音痴の魅力ハンター&ライターなまず美紀(みきてぃ)です。
AIの最新ニュースを入手するべく、AIのプロ集団システムズナカシマを突撃するシリーズ。
今回は、前回に引き続き『危険察知AI』。システムズナカシマの某社員より、新たな情報を入手したので、シェアさせていただきます!
■ご要望の多い『危険察知AI』カスタマイズ
『危険察知AI』は、現場の事故を未然に防ぐためのAIでしたね。
前回は、立ち入り禁止エリアに人や物が入り込んだら、『危険察知AI』が検知して、アラートで知らせてくれるというお話でした。
『危険察知AI』の詳細はこちら
この『危険察知AI』、実は多くの企業さんが興味を持ってくださっています!
同時に、「あんなこともできますか?」「こんなことは?」といった、カスタマイズのご要望をたくさんいただいているようです。
例えば、こんなご要望です。
・ヘルメットや防護服を着用していない作業員を検知して、注意喚起してほしい。
・腰につけた金具装備が垂れていると危険なので、アラームで知らせてほしい。
・脚立にまたがっている作業員に、アラームを出してほしい。
など…。
『危険察知AI』は、カメラに映った対象物が、例えば「これは作業員である」ということは検知できますが、その作業員が何をしているかまでは、さすがにわからないのでは…と思ったら!
実は、上記のようなご要望にも応えられるそうです。さすが、システムズナカシマ!
■roboflow活用で、対象物の詳細を判断!?
ここで、以前もご紹介したroboflow(ロボフロウ)の登場です‼︎
『roboflow』の詳細はこちら
roboflowは、オブジェクト・ディテクション(画像や動画から物体を検知すること)が得意なのですよね。特に、キーポイント・ディテクションと言って、画像から複数の座標点(keypoint)を出力し、その全体像を捉える技術に優れています。
たとえば、手と足がどこにあるか、そのポイントを見つけることで、どんな姿勢をしているのかを推定できるということですね。
なので、作業員が立っているのか、座っているのか、あるいは倒れているのか、どんな装備をしているのかまで判断できるのですね。
作業員が手を伸ばして、「その姿勢だと感電の危険がある!」というときに、アラートが出るように設定することも可能です。
もちろん、建設現場や製造現場に限らず、介護現場で「お年寄りの姿勢が不自然」などの異常も教えてくれます。
どんな現場でも、繁忙期などは人の目が届きにくかったり、注意散漫になってヒヤリとする瞬間もありますよね。そんなときのためにも、roboflowの能力を活かしたオーダーメイドの『危険察知AI』で安全対策をしておくと安心ですね。
今回のみきてぃからの報告は以上です。
AIの最新情報を入手したら、またお知らせしますのでお楽しみに✨
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