建設業の課題をデジタルで解決!『第3回建設DX展』レポート
魅力ハンター&ライターなまず美紀(みきてぃ)です。
A I音痴の私が、AIの最先端ニュースを入手すべく、システムズナカシマを取材するシリーズ。
今回は同社が『第3回建設DX展』に出展中とのことで、東京ビッグサイトまで突撃取材をしてきました!
訪れたのは『全国建設業DX推進会』のブースです。
システムズナカシマが紹介していたのは下記の3つ。
・現場の危険を察知する『危険察知AI』
・AIを活用した図面読み取り『建築図面AI』
・改修工事総合支援システム『TRSⅡ』
それぞれ、建設業界の業務をどうサポートしてくれるの??
ということを、システムズナカシマの社員を捕まえて教えてもらいましたので、シェアさせていただきます!
現場の危険を察知する『危険察知AI』
こちらは、一言で表現するなら、建設現場の安全性を強化してくれるAI。
建設現場にて、カメラに映った作業員をAIが認識。危険エリアに侵入した際などに、アラートで知らせてくれるというシステムです。
展示会場では、ジオラマを使用したシミュレーションも。
作業員にクレーン車が近づくと、アラームが鳴りました!
常に危険と隣り合わせの建設現場。「安全第一」を心がけていても、死角も多く目視だけでの危機管理には限界があります。AIのサポートによって、より安全に作業できるというわけですね!
AIを活用した図面読み取り『建築図面AI』
こちらは、「材料拾い」「図面比較」「AI OCR」「自動設計」ができるAIです!
ん?どういうこと!?
落ち着いて一つずつ確認しましょう(自分に言い聞かせています)。
材料拾いとは、図面上の特定された建築資材を見つけ出して、数を算出すること。
たとえば、「この会議場の照明器具は何個必要になる?」というとき。
AIがなければ、人が一個一個数えるしかないわけです!
「今、照明数えてるから話しかけないで!」とか言いながら(気が遠くなる)。
ところが、『建築図面AI』は一瞬で「合計何個!」と教えてくれるというわけ。
見積もり作成も資材調達も、正確かつラクになります。
「図面比較」とは、その名の通り、図面に変更が加わった際などに、「ここが変わったよ!」と示してくれるもの。人の目で”間違い探し”をする必要がないのですね。
「AI OCR」とは、図面に入っているテキストを認識してくれる技術。図面の中に画像の一部として「ベランダ」と文字が入っている場合でも、それをテキストとして拾い出してくれるそうです。
「自動設計」は、図面を書く技術のない担当者でも、サイズなどの情報をシステムに入力していくだけで、一瞬で作図をしてくれるとのこと。
クライアントとお話しながら、数字を入力し「こんな感じですね」と設計図を見てもらうスマートな打ち合わせも可能!
デモでは、私が妄想する「みきてぃ御殿の設計図」作成をお願いしようと思ったのですが、そこまで複雑なものに対応することは想定していないそうで。
特に水道工事、給排水、床暖房パネルなど、ある程度パターンが決まったものの作図が得意なんですって!
改修工事総合支援システム『TRSⅡ』
ビル・マンションなどの大規模改修工事において、図面上で「ここ、ひび割れ」「この壁は塗り替え」などの情報を入れていくことで、作業の可視化&共有がスムーズに。
もちろん「拾い」によって、必要な資材を算出し、見積もりや発注に反映できます。現場で必要な足場の仮設工事における設計図なども自動作図!
以上が、建設業界のためにシステムズナカシマが開発したシステムです。
ミキティはいつも、「家やビルを建てる人ってすごい!」と感動していますが、建設業界は人手不足とのこと。
AIの力を借りて作業が効率化、簡易化すると業界の間口も広がりそうですね。
勉強になりました。ありがとうございました!
ちなみに。『全国建設業DX推進会』のブースでは、会員企業がそれぞれのサービスを紹介していました。
このブースだけで、建設業界における研修教育から図面作成、材料拾い、現場の安全対策まで、AIを活用した業務支援が完結してしまいそう!?
システムズナカシマのブースにも、3日間で200名以上の方にお立ち寄りいただいたそうです。ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。
以上、『第3回建設DX展』の突撃レポートでした。
▶︎システムズナカシマでは、AI技術を用いたシステム開発をご提案させていただいております。業務効率化などを検討されたい方は、お気軽にご相談ください。
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