2D3Dの技術③~新入社員のAI勉強記録~
こんにちは!
シルバーウィークも終わり、だんだんと涼しくなってきましたね!今年は1年がより早く感じます…!
17回目となる今回は、医療面で活用されている2D3Dの技術についてご紹介いたします。
今回はこちらの論文を参考に致しました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mit/24/2/24_94/_pdf
出展:Med Imag Tech Vol.24 No.2 March 2006
医療の中でも、2D-3D レジストレーション技術の威力が大いに発揮されるのが、骨格系の運動バイオメカニクスの分野です。
動態情報が取得容易な 2DX線透視画像と解析対象の3D-既知形状モデルを用いることで、時間軸を含めた 3D 動態解析が可能となります。
骨格系運動バイオメカニクスのなかでもとくに人工関節の正確な 3D 動態を解析することは、関節機能や手術手技の評価・新しい人工関節を開発する上での基礎データとなり得ることから、臨床的にきわめて重要視されています。
【理由】
骨格関節部のようなダイナミックな3D運動を解析対象とする場合、CT 装置や MRI 装置を用いた解析法では、撮影時の物理的スペース・時間分解能が十分でないため詳細な動態情報を得にくいなどの問題が生じます。
また、人工関節が解析対象となると、金属アーチファクトの影響が生じ、画像解析は困難をきわめるからです。
【画像を用いたイメージ】
2D3D技術を駆使し、下記画像のように人工関節を立体的に再現します。
参照:Med Imag Tech Vol.24 No.2 March 2006 3ページ目
【2D3D技術と医療のこれから】
他の人工関節部位(肘、肩、股関節等)や人工関節に置換されていない骨関節部への応用も試みているとのこと。
置換されていない骨関節部への応用が可能となれば、リウマチや変形性関節症などに伴う機能変化を経過観察することで、さらに正確な診断や治療(手
術)計画を行える可能性があります。
今後、整形外科領域だけでなく、他の領域においても 2D-3Dレジストレーション技術のCADへの応用が期待されます。
このように、2D3D技術は医療面でも大注目されています。
前述したように、特に整形外科の部門で広く活用されそうですよね!
2D3D技術を用いることで、より詳細で正確な人工関節が作られ、治療の幅も広がります。
映像面だけでなく、医療面で活用できることは私たちの生活の中でも大いに活躍しそうな技術です!
今後はもっと活用されるであろうこの技術、これからの進化にも目が離せませんね!
今回で2D3D技術のご紹介は終了しますが、今後また面白い活用事例等見つけたらご紹介しますね♪
次回の投稿も是非ご覧ください☆